ここで、少し質問をさせていただければと思います。
みなさまは、「地域資源」と聞いて、何を思い浮かべますか?
一般的に地域資源という言葉は、グルメや観光名所、自然遺産など、地域に存在する特有の経営資源、地域にとって誇れる大切な資源という意味合いで使われているかと思います。
ですが、私は少し違う視点を持っております。これらの資源はすべて「人の手」によって守られ、受け継がれてきたものであるとい考え方です。
つまり「人」こそが、地域にとって最も大切な資源です。
どんなに素晴らしい資源も、それを守る人や受け継ぐ人がいなければ未来へつなげていくことは残念ながらできません。地域の人材こそが地域の存続を支える「本当の資源」ではないでしょうか。
今日の高校生の進路状況を見ると、大学進学率は年々上昇し、高卒就職率は減少傾向にあります。
ですが地方では、高校卒業後に「就職」を選ぶ高校生も少なからず存在し、地方の中小企業は高卒就職者を必要としています。
だからこそ、地方企業にとっては高卒就職者はなくてはならない「地域資源」そのものです。
残念ながら、この考え方は行政や人材業界において、まだ十分に浸透していません。
私は、この「高卒就職者こそ地域資源である」という視点にて、地域経済を守る仕組みをつくりたいと考えています。
このデータは、新規学卒者の北海道と全国を比較した3年以内の離職状況です。
北海道における高卒者の3年以内の離職率は41.6%と全国平均を上回っており、「早期離職」が大きな課題になっています。
私自身、現状この点においては「なるべくしてなった」ように感じています。
なぜなら、高卒就職者のキャリア支援において、高校と行政の間に外部が介入する余地がほとんどなく、支援の仕組みが十分に整っていないからです。
その結果、道内企業の皆さまは、この課題を自社だけで解決することが難しい状況に置かれているのではないかと推察しております。
だからこそ私は、貴社の大切な従業員・事業・そして会社全体をお守りするお手伝いをしていきたいと考えています。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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